センナ

生薬としての「センナ」は瀉下剤である。

薬理成分のセンノシド(sennoside)が腸内で分解され、瀉下効果を示す。 このセンノシドを成分としたソルダナ、プルセニドといった多数の医薬品(いずれも商品名)もあり、 胃のレントゲン検査後のバリウム(正確には硫酸バリウム)排泄の目的や便秘症に用いられる。

概要

センナはアフリカ原産でアラビアからインドに分布するマメ科の常緑低木である。豆果は偏平で長楕円形、暗褐色であり、中に8-9個の偏平倒卵形の種子を生じる。中国では番瀉葉(バンシャヨウ、fan xie ye)といい、チンネベリセンナを狭葉番瀉、アレキサンドリアセンナを尖葉番瀉といい、小葉を生薬として用いる。生薬のセンナは有効成分としてセンノシドを含み、古くから下剤として便秘の改善とそれに伴う頭痛、のぼせ、肌荒れ、痔の改善などに使用されてきた。ドイツのコミッションEモノグラフ(薬用植物評価委員会)では、葉および莢(さや)の便秘への使用を承認している。果実・小葉・葉柄・葉軸は医薬品に該当し、食品に使用可能な部位は茎のみである。食品として違法に葉を含有し、ダイエット効果を謳った商品(茶類)が販売された事例がある。センノシドを含む葉を腹痛また下痢の場合、妊娠中、授乳中に使用する場合は医療従事者に相談し、長期に使用してはならない。以上のヒトでの安全性・有効性については、医薬品として用いられる葉についての情報であり、食品に利用が許可されている茎についての情報は見当たらない。

主な成分

センノシドA、Bが含まれる。センナ葉(葉軸・葉柄を含む)、センナ鞘・花・緑の外皮のある茎にはセンノシドが含まれ、センナ種子・根・ 木化した茎にはセンノシドがほとんど含まれないという報告がある
ページの先頭に戻る